街道ウォーカーとしては、町石道は歩いておかねば、とて歩き始めた。せっかくの町石道なので、どうせなら町石を全部撮ってやろうと、撮り始めたものの・・・・・それが難儀の始まりで1回では終わらない。他人には意味がない話だが、まあ、修行と考えてとことんやってみようと、今も続いている。
町石道は2回と1/3を歩いた。中途半端な1/3とは2010年11月22日、朝から大雨で慈尊院で雨宿りをしたあげく気分が乗らないまま決行し、二ッ鳥居で意気消沈して、古峠からエスケープしたものである。あとは、登りと下り1回づつ。ただし下りは秋のつるべ落としの時間切れで、百町石より下は飛ばしに飛ばしたのと、樹林帯のなかは真っ暗でほとんど写真にならず。 従って、第1回は、登りの1.5回のデータを中心にまとめた。
参考記録
1回目:2010年11月22日
慈尊院(8:30)-144町一里石(10:38)−古峠(11:41)-二ッ鳥居(11:53)
http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-206.html
http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-207.htm
2回目:2011年5月4日
慈尊院(7:32)-一里石(8:52)−古峠(9:37)−二ッ鳥居(9:43)-百町石(10:19)- 矢立(11:34)-壇上伽藍(14:20)
3回目:2014年11月21日
壇上伽藍(10:34)-矢立(13:41)-百町石(15:30)-二ッ鳥居(16:03)- 慈尊院(17:32)
4回目:2016年7月22日
9:40 金剛峯寺-9:51壇上伽藍-10:14大門-12:38矢立-13:35笠木峠-14:17神田-14:39二ッ鳥居14:58-15:42一里石-17:13慈尊院-17:55九度山
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-310.html
※町石が町石道の左右どちらにあるのかを写真の下に記入した。振り返り写真も多数あるので、大門の方向を基準に右左を示している。
■慈尊院から一町目 180町石
町石道の起点は慈尊院だ。そこから1町、約109mの百八十町石は丹生管省符神社へのぼる石段の途中にあった。
2011/5/4
2010/11/22
2011/5/4 丹生管省符神社への石段の横
百八十町石から丹生管省符神社への石段を行かずに坂を下って百七十九町石に至る道もあったが、ここは石段を登って丹生管省符神社にお参りして行こう。
■駐車場の中の179町石
丹生管省符神社のお参りを済ませ、境内からのわき道を降りて行くと駐車場の脇にあった。いきなりちょっと拍子抜け!
勝利寺 石段下は駐車場とトイレあり
■178~174町石 柿畑の町石
178町石 左
177町石 左
176町石 左
175町石 左
175町石は樹木のトンネルみたいなところの手前です。そこをくぐると視界が開け、雨引山が目に入ります。
174町石 左
雨引山と新池橋
2014年晩秋の夕方にここを下ったことがありますが、真っ暗!道も見えませんでした。
■山麓線を横切って173町石
山麓線を渡ってから下をみる 2010/11/22 左上
2010/11/22
■樹林の中ですが実は柿畑の傍、172~170町石
172町石 左
171町石 左
170町石 左
■いよいよ急登、169~168町石
柿畑の中を進んで169町石、ここから登り 左
だいぶん登りました、168町石。左手岸の上のほうにありますが、夏場は草木が繁って見つけにくいだろうな。
2010:11:22 168町石
■急登一息・紀ノ川遠望の167町石
167町石 上の農道から見る
下の道から見上げると・・・ 左
夏は全然ダメです。2016/7/22
■166町石から展望台へ
166町石 2010:11:22
2011:05:04
この先右手に展望台があります。せっかくなので、寄りましょう。
左に折れて登っていくと、165町石。
展望台から金剛山と高野口、橋本をみる
右から、金剛山系、三石山、南葛城山系。岩湧山は見えているのかどうか?
霧がでてきました。右写真で三角にとんがったピークが高野山の最高峰・楊柳山(標高1008.5m)。東北東には高見山も見えるはずですが、この霧では・・・
■好展望が続く、165~163町石
165町石 右
対面の展望台下り道から165町石
164町石 左
164町石は柿畑の作業小屋の横にあります。 最初、雨の中登った時にはここに犬がいて、怪訝な顔をして見ていた。
■163町石からの風景は・・・
この風景は、町石道の案内パンフレットで一番多く使われたと、どこかのサイトに書いてありました。さすがに眺望はヨシ、お天気が良ければ・・・・
2011年5月4日 右手
2010/11/22、雨の中訪れた時はこんな調子。
2回め、2011/5/4は上の写真。晴れでしたが、ちょっと舫っていた。
17:08 見る見るうちに暗黒に!
17:09 夕陽方向はまだちょっと明るさはあるが・・・
あっというまにツルベ落とし。本当にまっくらになります。これからは車道やと、安心していましたが、新月近くで本当に真っ暗。かろうじてコンクリ道と草むらも区別は付いたのでなんとか降れましたが。
■絶景に見とれて見落としそうな162~160町石
162町石 左
163町石のすぐ上手に分岐、道標(下の写真)があります。162町石はこの先、少し行くと左手に隠れています。2010年、最初に登ったときは、連発で見落としました。
石の道標には、 右 かうやミち 左 こさわ かうや
161町石 左
右、南葛城山系、左に燈明ヶ岳、拡大するとその奥に三国山のレーダーが見える。
160町石
左手斜面のちょっと上、柿畑に上がる道の脇にある。山崎へ降りてゆく道が分れる。
■柿畑を抜けて、159~157町石
柿畑を抜けて、いよいよ山道に入りました。このカーブの先に・・・・
159町石 左手
158町石 左
ちゃんと柿の木の枝を切ってくれてるのがよろしいな。
見晴らしを我慢しながらこのカーブを曲ると・・・・
いきなり157町石が現われる。 登路左
■ちょっと一服 銭壷石と156町石
今日の相棒はM君。銭壷石の由来を読んで笑っている(2011/5/4)
銭壷石(ぜんつぼいし)
1265年(文永二年・鎌倉時代)、覚斅上人の発願により、20年という長い歳月をかけて町石道が整備されました。整備作業の際、北条時宗の外戚である安達泰盛が、この石の上に置いた壺に給金を入れ、作業員につかみ取りをさせて与えたという伝承があります。
銭壺は上部がくびれているため、欲を出してたくさんつかもうとしても手がひっかかって取り出せません。
そのため、大きな手の者でも、小さな手のものでもつかめる銭の量は大差なかったと言われています。 和歌山県
右:慈尊院、左:山崎 慈尊院を向いて撮影
右手が山崎 高野山を向いて撮影
ここから樹林帯に入るので、紀の川流域の見晴らしはここで終わりとなります。
156町石 左
■杉林の道の始まり 155~148町石
155町石 左
154町石 左 鳥居は正一位稲荷宗五郎大明神
少し登ったところに、雨引山への登山口があった。
153町石 左
152町石
152町石は4回めにしてやっと見つけました。坂道でさらに斜面のそうとう上(2016/7/22)
151町石 左
150町石 左
少し大門側に寄ったところに半分に折れた石塔があった。「百」のところで折れて、五十町だけ読める。
149町石 左
48町石 左
■大師祠と147町石
広場状になったところに出ると、お大師さんの像があった。
お大師さんの顔?
147町石 右
弘法大師像の少し大門側に147町石はある
146町石 右手
145町石 右手
■やっと一里、一里石と144町石
大門に向かって 右 、奥が144町石、手前が一里石
慈尊院に向かって撮った
■六本杉峠までゆったりと登る 143~137町石
143町石 左
142町石 右手
140町石 左
139町石 左 かなり暗い場所にあります。前に潅木があって見つけにくい
138町石 左、かなり暗いです
◆137町石 左
六本杉峠と136町石
六本杉峠です。六本杉から直進(写真奥)すれば丹生都比売神社まで下り15分。
大門への町石道は鋭角に折り返して左へと曲がります。
左から上がってきて鋭角に折れ曲がり正面奥へと進む
今まで歩いてきた坂道をふり返る
暗い中、折れ曲がった先から丹生都比売神社方向を見る。石標がありますが、それは道標で町石ではないのでした。
136町石はコレ 折り曲がってすぐ左
■さらに続く杉林の道を古峠へ 135~125町石
135町石 左
134町石 左
◆133町石 左、ちょっと高いところ
132町石 左
132町石 左
131町石 左
2011年5月4日、今日の相棒
130町石 左
129町石 左
128町石 左
古峠・124町石です。左へいけば上古沢へいけますが、エスケープなら天野の里か元きた道を帰った方がよいかも?
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